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加納 朋子 (著) モノレールねこ

by seko posted at 2006-12-03 18:53 last modified 2007-03-24 18:40

加納 朋子 (著)  モノレールねこ

家族にまつわる8つの物語。登場人物がみんな不器用で、私はこの手の話に大変弱いです。

ちいさな子供達が、まだ若いお父さんやお母さんと一緒に遊んでいる公園で読んでいたせいもあり、ツボにはまって泣いてしまいました。
「セイムタイム・ネクストイヤー」、「バルタン最後の日」のお母さんとザリガニ君が特に良かったです。

「奥様は先ほど、奇跡という言葉を使われましたよね。奇跡というものは、案外ちょくちょく起こるものでございますよ
・・・・割合身近なところで」
自信たっぷりに言われると、何となくそうかもしれないという気になってしまう。
「わかりましたわ。あなたがそうおっしゃるのなら」
私の言葉に、フロントの男はゆっくりと頭を下げた。
「心より、お待ち申し上げております」
最後に、二人の男の声が重なった。
「・・・・・来年の、同じ日に」
  • モノレールねこ

デブネコの首輪を使った文通でつちかわれた僕とタカキの友情

  • パズルの中の犬

夫を待つ時間に取り組んだ真っ白いパズルに犬の姿が

  • マイ・フーリッシュ・アンクル

家族を一度に失った中学生とダメニート叔父さんの二人暮らし

  • シンデレラのお城

偽装結婚したミノさんは、死んだ婚約者がそばにいると信じていた。

  • セイムタイム・ネクストイヤー

年に一度だけ、死んだ子供に会えるホテルがあった

  • ちょうちょう

最後の胡蝶蘭が枯れた時、俺は店を去る

  • ポトスの樹

ロクデナシのくそ親父に育てられた俺にも新しい家族ができて

  • バルタン最後の日

会社や学校で悩みをかかえた家族を見守るザリガニ君


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books06-02
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Re:加納 朋子 (著) モノレールねこ

Posted by しんQ at 2006-12-03 19:44
ご無沙汰をしています。『モノレールねこ』は、たまたまラジオの朗読で聞きました。その朗読がとても良い雰囲気でした。 そして驚く事に、その再放送をまた聞きました。
このような時代に、我々が求めているものが何なのか、分かるように思います。モノレールねこ、は後半がとても面白いですね。 みんなこう言う女の子に会いたい。 もちろん私も!!

Re:加納 朋子 (著) モノレールねこ

Posted by seko at 2006-12-04 00:19
こんばんは。
最近は日曜日の10時頃やっているラジオ文芸館ですね。実は私もラジオで聞いて題名を覚えていたので買ったんです。
お目当ては「モノネールねこ」だったのですが、他の話も良くてかなり幸せな気持ちになれました。
背中の痛みも少し楽になったかもしれません。

「モノレールねこ」加納朋子

Posted by ナナメモ at 2007-03-25 23:43
モノレールねこ 加納 朋子 表題作「モノレールねこ」他、全8編が収められた短編集。 表題作「モノレールねこ」をアンソロジー「ありがと。あのころの宝もの十二話」で読んでいたのですっかり油断(?)していて、図書館に予約するの遅くなってました。 うん。よかった。ちょっと沈みがちな今日この頃の私の心に染みました。全編、静かな空気が流れています。ひどい親がいたり、悲しい事がおきたりするんだけど、だけど人生捨てたもんじゃない。誰かとどこかでつながっているんだ。そんな風にちょっと心穏やかになれる物語でした。 「バルタン最後の日」のザリガニ目線が斬新でした。

『モノレールねこ』加納朋子

Posted by dry yeast at 2009-08-29 22:06
モノレールねこ (文春文庫) 加納 朋子 わーい加納朋子の新文庫だー。 と思いつつちょっぴり積ん読してしまった本です。 しばらく翻訳の波が来ていたもので…。 短編集です。 面白いというか、やっぱり好きな作家なので好ましく読みます。 でもクリティカルに面白い!というのはなかったかも? 亡くなった人に会えるホテルの話が好きだったな。 ベタだけど切なかった。 表題作は、成長した後の主人公の性格設定を失敗した感じ。 あんなマナーのなっていない偏った「いまどき」の青年にする必要はなかったね。 もしや表題作が一番面白い短編集ってあまりないのでしょうか。 読むほうの期待値も上がるしなあ。 いろんなろくでなしが登場しますが、その徹底した描写が笑えました。 社会非適応者の思考回路を、一般の人に納得させるように書くって、 実は難しい気がしますよ。

加納朋子「モノレールねこ」

Posted by ご本といえばblog at 2010-04-29 07:42
加納朋子著 「モノレールねこ」を読む。 このフレーズにシビれた。  ぼくは鼻歌を歌いながらその紙を丁寧に折りたたみ、赤い首輪にそっとはさみこんだのだった。 [巷の評判] 三流物書きを目指すたつきに薔薇をでは, 「狂気というものに恐怖ではなく、感動させられたのは初...
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