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月本 洋 (著) 日本人の脳に主語はいらない

by seko posted at 2008-06-08 09:10 last modified 2008-06-08 09:10

月本 洋 (著) 日本人の脳に主語はいらない

著者は人工知能やデータマイングの専門家。

日本語のように母音を多用する言語では、主語が人称代名詞をあまり必要としないのではという仮説を提示し、それを脳科学の実験結果をもって説明しています。

例えばイギリス人の場合

  • イギリス人は、母音を右脳で聴く
  • 右脳で自分と他人の識別を行う
  • 言語野は左脳にあるので、右脳から左脳に信号が伝わるのに時間がかかる。さらに右の刺激されるので自他の区別が発生する。
  • 時間遅れをうめるめに主語や人称代名詞が必要になる。

日本人の場合

  • 日本人は母音を左脳で聞く
  • 右脳で自分と他人の識別を行う
  • 言語野は左脳にあるので、信号が伝わるのに時間がかからないし、右脳を刺激しないので自分と他人の区別をしなくてよい

著者は「ロボットのこころ」という本で、「人間は言葉を理解する時に、仮想的に身体を動かすことでイメージを作って、言葉を理解しており」、人工知能が人間並の知能を実現するためには、ロボットにも「身体」が必要であるという考えにいたった経緯を書いているそうです。さっそく手配しました。

 私はどこまで自分を理解できるのであろうか。自分というものは、他人の視線、表情、身体動作を模倣し、それを通して、神経回路を訓練して
 イメージを作るという作業を、何万回も繰り返して作り上げたものである。
 すると、自分とは多くの他人の一部を複写して作り上げたものなのだから、基本的には他人と同じ程度にしか理解できないのではないのだろうか。
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books2008
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