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福本 清三 (著), 小田 豊二 (著) どこかで誰かが見ていてくれる―日本一の斬られ役 福本清三

by seko posted at 2010-02-01 22:46 last modified 2010-02-01 22:46

pict 福本 清三 (著), 小田 豊二 (著) どこかで誰かが見ていてくれる―日本一の斬られ役 福本清三

15歳で京都撮影所の大部屋に入った少年が、それから43年間セリフはもちろん台本もなく斬られて続けて2万回。

 一生懸命やっていれば、どこかで誰かが見ていてくれる、という気持ちで四十数年間やってきました、と福本さんは言った。
 けれど、本当は、誰も見てくれないということを知っていたのではないか。誰も見てくれてはいない、ということを知ったうえで、ここまで努力してきたのではないか。

 中略

 福本さんの気持ちが、なぜか手にとるようによくわかるのは、きっと、我々が、世の中の「大部屋」だからだと思う。
 どんなにつらくても「スター」を支えるために生きていかなければならないのなら、せめて、我々がこうして生きている
 姿を、どこかで誰かが見ていてくれる、と切に信じたいからではないだろうか。
 ただ、聞き書きを終えたいま、これだけは、はっきりと言える。
 生い立ちから今日に至るまで、笑顔で話してくれた福本さんの口から、一回たりとも「どうせ・・・」という言葉を
 聞くことはなかった。
 今日から、我々もその言葉を決して口にすまい。

うふふのお姉さんが素敵。

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books2010
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